中国人は本当に気を使わないのか?
上海で仕事をしていく中で一番驚いたこと。
中国人同士って、普段から思ったことを自然と言い合ってるけど
意外と気を使っているような・・・
中国人はメンツをとってもとっても大事にしているので
大したことではないような内容の場合は悪いところを指摘したり、冗談交じりに皮肉ったりということは日常にあります
でもそれはコミュニケーションの一環で、最終的にはいつも和やかな雰囲気
ただ、上司を前にしたり、お客様だったり、あまり親しくない間柄の人を前にすると
必ず相手(仲間)をたてるんです!
たとえば、私が中国人の先輩と営業先に訪問に行った際
先方が日本人であれ中国人であれ、私は中国語もできてすごく優秀なんです!!
と自信満々に笑顔で紹介してくれます
最初はなんだか恥ずかしい気持ちが強くて、しかもなんで身内をこんなに褒めるんだと
少し違和感もありましたが
そうすることで、もちろん先方からのイメージも、少なくとも下がることはないし
なにより、人前で褒めてもらえた!とうれしくなり、先輩への信頼度も自然とあがっていくのです(もちろんお客様もたてます!みんなをたてます!w)
そうやって繋がりを大事にしていく習慣があります
私が客の立場だったら、身内同士褒めあってなにしてるんだろ?
って思っているかもしれませんがw
先輩はそんなことは一切気にしていない様子
でもこれって日本社会でもすごく真似た方がいい習慣だと思いました
いつも謙遜しがちな日本人、
お客様を前にするときっと多くの人が自分の部下を、こいつはまだまだですよ!
と言ったりすると思いますが
うちのエースです!こいつがいれば何の心配もありません!
と言いきったとする
私だったら、あ。いい会社だなと思います
本当にエースかどうかはさておき、身内を大切にしている上司、そしてきっと部下もその期待に応えようとするだろうと
そもそも、私だったらまだまだですよ、なんて言われている人に仕事を任せてもいいものかとおもってしまうかも
そして旅行の手配をしているスタッフをみていても、
ガイドさんやドライバーさんにとっても気を使っている・・・
この日は中国の大型連休中だから、ガイドさんには別で少し手当をあげたいです
(日当は一律のはずだけど、、、)
このスケジュールだとドライバーが帰宅するのは深夜になてしまうからもう少し調整できませんか
(仕事、、、だよね??)
規定はしっかりあるにも関わらず、付き合いが長かったり、普段から関係がよかったりする場合(中国人の場合はプライベートの付き合いもあったりする)、仕事面でも何かと優遇しようとします
気持ちは分かるけど、その境目が結構曖昧・・・
ときどき、仕事なのに、お金をもらっているのに言うセリフ?
と思うようなびっくり発言も
車を1日自由活動用にチャーターしているにも関わらず
このレストランに行きたい!というお客様に対して
そのあたりの道は渋滞するから、あっちのレストラン勧めて。
と言ってきたり・・・
せめて渋滞するけど大丈夫ですか?という言い方はないものだろうか
何としてでもお客様の希望に応えたいと思う日本人と
どうにかして楽に早く済ませたいと思う中国人
場合によっては中国人の考えのがあっていると感じることもあるけれど
板挟みになってしまうことも結構あります
こんなことそのまま日本人のお客様に言えないよ。というときは
どちらにも気を使いながら折衷案を探ります
これが一番大変、、、
なぜ同じお客様をもてなす側の人間にも気を使っているんだ?
と思うこともしばしば
結局はお客様の希望を通すため、いかにドライバーを説得するかという部分に頭をひねらせることになります
思い出の場所なのでどうしても行きたいそうです
とか時には作り話を交えたりして・・・w
特に営業をしていると
日本人客と中国人客の板挟みになることがしょっちゅうありますが
考え方が根本的に違うことを受け入れ
割り切ってどちらかを説得するしかありません!
慣れてくると少ないやり取りで解決するようになってきます(嘘が上手くなっている可能性もw)
同じ境遇を経験したことがある方、一緒に頑張りましょう
そして乗り切るためにさらにいい方法があれば教えてください!